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戸隠周辺は神話の地です。いろいろな伝説が残っています。私が特に興味を持っているのは、日之御子(火之御子)神社と九頭龍伝説です。戸隠神社群のひとつである日之御子神社は古い由緒があるようなのに、なぜ寂れているのか、九頭龍信仰はかなり古く、天岩戸の神々が祭られる前はどうだったのか、など非常に興味があります。ちなみにヤマタノオロチは九頭竜川を指すと言われていますが、九頭龍神が八岐大蛇なのでしょうか?戸隠山中には九頭龍神を閉じ込めた岩戸があるとの伝説もあります。それは何を意味するのでしょう?また、九頭龍神の頭は戸隠神社、胴は関山神社、尾は能生の白山神社であるという話もあり、実際に戸隠神社普請の際のかんな屑が、白山神社の手水の龍の口から出たという話もあります。
そのほかにも、大座法師池がダイダラボッチの足跡だったり、少し山の中に入って鬼無里方面にいくと鬼女紅葉の岩屋があったり、伝説、民話などに興味のある人には、非常に興味がそそられる土地だと思います。
戸隠に行くには、いくつかのルートがあります。それぞれのルートには特長がありますが、混雑が予想される観光シーズンは、中社付近が渋滞になるため、信濃町インターからのアプローチをおすすめします。


戸隠神社
奥社、中社、宝光社があり、それぞれ、天岩戸伝説の神々が祀られています。正確には九頭龍社(奥社左にある)、日之御子神社(火之御子神社)を加えた5社が戸隠神社になるようです。日之御子神社(右写真)は宝光社と中社の間にあるのですが、ここだけ寂れています。主祭神:天鈿女命、配祀:高皇産霊命、栲幡千々姫命、天忍穂耳命と書いてあります。境内の木はかなり歴史があり、もとは何か別の神社だったのでは?という気がします。
 宝光社は急な階段があります。運動不足の人には、結構息が切れます。中社は平坦なところにあり、寄り易いので人が多くいます。社殿の右脇には小さな滝もあります。奥社は軽い登山で、往復90分程度かかります。最後の方は、例によって急な石段になります。終着点には九頭龍社、奥社があり、それぞれ、九頭龍大神、天手力男命が祀られています。奥社は余裕のないときにはお奨めしません。しかし、なかなかいい雰囲気ですよ。寄るのは中社だけという人が多いようです。中社は、蕎麦屋などに囲まれて賑わっています。うずら屋は有名ですが、いつも混んでいます。



    
     写真は順に宝光社、中社入口、中社、奥社

鏡池

天岩戸をこじ開けてから放り投げた跡にできたという、戸隠連山が望める見晴らしスポット。行楽シーズンは混みます。下はそれぞれ春夏秋の鏡池から望む戸隠連山。



戸隠流忍法資料館

建物自体が迷路で楽しめます。隠し扉など、時代劇でおなじみの仕掛けが体験できます。中に入ると、意外なことに子供より中高年の人が多いようです。子供の頃の遊びなどを思い出しているのでしょうか?また、外で手裏剣投げもできます。これが結構難しい。店番のおじさんは軽く当てて見せるのですが。





大久保の茶屋
中社近辺は特にそば屋が多いが、うまいところは混んでいます。私は、場所が離れていて比較的待たされない大久保の茶屋に年2〜3回行きます。ここは皇室御用達の店です。お勧めは蕎麦定食。てんぷら、岩魚の塩焼き、山菜、きのこなど、これでもかというセットで2300円。もちろん味もいい。最初にお茶(ポットと急須ごと)と漬物を出してくれるので、ゆっくりくつろいでいられます。私のお勧めは、新そばよりも、一冬越えて締まったそばです。春先はふきのとうなども出るし、古いストーブが独特の雰囲気をかもし出しています

鬼無里

鬼無里は鬼女紅葉の伝説、木曽義仲が隠れていた木曽殿アブキ(アブキは何故かアイヌ語だそうです)など、伝説が多くあります。天武天皇がここに遷都しようとしたことなどは、実際に日本書紀に記述が残っているそうです。また、湖沼伝説もあり、十二神社には船をつないだという木もあります。写真は右が鬼無里神社で、入口には「湖底が地上に現れて魚山が出現し、その頭部立山に神竜の精を祀って諏訪明神を招請した〜」という逸話が掲示してあります。左下が十二神社で、ここにも湖沼伝説があります。以下、境内にある説明文。

『伝説 船繋ぎの樹』
 十二神社は、定紋が帆船で「波よけの鳥居」とよばれている両部鳥居があり、また、境内には「船繋ぎの樹」の株跡があります。
 伝説によれば、この谷が太古湖であったころ、対岸の大道飯綱社前から当地の十二社へ船で渡り戸隠へ向かったといい累代「船繋ぎの樹」と村人が言い伝えてきた槻の木が最近まで両所に残っていました。本社境内の船繋ぎの樹は欅の一種の槻で最後の株跡が伝説の証しとされています。


ちなみに、もう少し西に行った奥裾花で海底地形が露出している場所が見られるそうです。確か、1万年以上前の地層だったと思います。この伝説は、1万年以上前の伝説なのでしょうか?



ギャラリー





   大座法師池│野尻湖

   大望峠

   黒姫山│黒姫山

   水芭蕉(水芭蕉園)│鏡池